鈴鹿からのFF釣行記

7月 9日 滋賀の渓

 夢  再来 そして 感動・・・。


2年前のこの場所 この渓で 私は アマゴ(天然物)の自己記録を上げています。
自己記録更新は フィッシャーマンの夢・・・・
その 夢が 現実のものとなったとき ・・・ 感動・・・・ この言葉がよく映る・・。



2年前の このテレストリアルの季節・・・ この渓この場所で 自己記録をあげている。
その夢の再来を求め 一年ぶりにこの渓を 訪れる。

2年前のことを思い出しながら ・・・・・・・

入系してすぐ・・・カワムツの猛攻にあう。 
『そういえば 以前もこのあたりはカワムツだらけだったっけ・・・』
以前の記憶を一つ一つ思い出すように 釣り上がっていった。

アマゴの当たりのないまま 自己記録を上げた場所に近づく・・・
心臓の鼓動だけが 密かな期待を 増殖させる・・・

『ん? なんだか違う・・ 2年前と渓相が変わってる。 あのポイントがない!』
当たり前か・・・ 台風一つでがらりと 変わっちゃうのだから・・・



ふと 上を見上げると 初夏の花が咲いている。
『今は どんな虫が飛んでいるのだろう・・・? やっぱり アリかな_?』

と パターンを パラシュートアントに 変えた・・。

その時!

水面直下に低位する 彼女の魚体がキラリと光るのが見えた。
『でかい! 尺はあるか!!?』
飛び出しそうな心臓を抑え ゆっくりとストーキング
ワンキャスト ・・・ が 見に来て寸前でUターン
『何故か?』 と パターンを変えてみる。
また 見にくるだけ・・・
さらに フライを小さくする・・・ が 結果は同じ・・
ここで ある間違いに気が付いた。
『待てよ 今は テレストリアル 小さくすれば余計にだめだ!』
と 4番目に結んだフライは ホワイトウルフ。 フライボックスの中の一番大きなフライだ。


レーンには うまく乗った。 その瞬間・・ 乗った!
あわせも決まる! 自分の五感のすべてが目の前の 彼女の向けられる。

そして ランディング・・・



祝!自己記録更新!

28cmの天然アマゴ

残念だけど 尺にはぜんぜん
及びませんでした。



これは メスでしょうか?

立派な顔つきです。

しばらくの間 興奮が冷めず

ひとり 至福の時を感じていました。
 
尾びれもとても綺麗でした。


『何枚もの写真をとり そっと リリース・・・・ 今度は 尺になって帰っておいで・・・』

何枚もの写真をとったためか いつまでも同じ場所を動きませんでした。
なんとなく ボーっと見つめ さらに写真をとってしまいました。

でも このあと元気に泳ぎだし 深みに消えていきました・・・。

また 逢えるだろうか・・・?


このあと 友人たちの 待ち合わせ時間がきたため一旦 車に戻る・・・

帰り道 ふと 赤いものに気が付いた。

  そういえば 2年前も 蛇イチゴがあったな・・・


友人たちと 合流し ビールで祝杯を あげ記録更新を 祝ってもらう。
仲間と いうのはありがたいですね。
幸せとは その当たりに隠れているのかも・・・ (^^ゞ

このあと 今日の釣りに満足してしまい釣りを止め  ガガンボ氏の密着取材をしました。 

それは こちらです。