鈴鹿からの FF 釣行記！

初めて・・・・尺物。　

どうも気分の乗らない日だった。　　現実から逃避したくて携帯電話のつながらない場所へ行きたかった。
ちょっとしたごたごたがあってそういう気分になっていた。

岐阜へ毎週のように通っている ’ウラケン氏’に連絡を取ってみると・・・
やはり岐阜に行くと言う。　さっさと仕事を放棄し高速を飛ばして合流。
彼の行きつけの居酒屋で3人（ウラケンさんとチャコさん）で乾杯し、いつもの場所で就寝とする。

眠いはずなのだが・・・　興奮してなかなか寝付けない。

『しょうがない・・・　一人で飲むか・・・・』　　

と思っていたら相棒が一人・・いや　一匹。

	『なんだお前相手してくれんのか？　　　かわいいじゃねぇーか。』　しばらく　にらめっこが続くがリバちゃんは　飽きて寝てしまった・・。
ふざけついでにこんな写真も・・・

翌朝　さすがに睡眠ばっちりとは行かない状態ではあったがこの今の心理状態から早く脱出するには
岩魚たちに逢いに行くのが単純でもっとも早い方法である事を心得ている。

早速釣り場に着くと昨年の記憶がよみがえる。　kobuちゃんがこっから落ちたなぁ・・・。（笑）

『久しぶりだなぁ・・・　いい感じ！』

ここでチャコちゃんとはしばしのお別れ。　どうも車を上流へ回しておいてくれるとの事。
あとで分かった事だがこの事がこの渓を１００％堪能できるもっともいい方法なのである。

この後　私はＦＬＹを始めて初めての’尺’を手にする事になる。　しかし・・・
これは自分で手にしたものではない。　ウラケンさんとchakoさんの思いがあったからこそ。
そのおかげで私は’尺’にであう事ができたのだ。　この場を借りてお礼がいいたい。

『ありがとう！』

さすがわこの渓を知り尽くすウラケン氏。　ポイントごとに完璧なまでのガイド。　

そのガイドどおりのキャストが成功すると・・・　岩魚はなんのためらいも無く飛び出してきた。

	とりあえずの一匹目。　２６ｃｍ一匹釣ると気もちに余裕が出ますね。
しばらくして 2匹目。またまた２６ｃｍ　前回来たときも思ったけどここの岩魚はサイズがでかい。

しばらく釣りあがると魚止め（！？）の淵に出た。　昨年はここで引き返したのだが・・・
今回はこれをさらに巻いて上流をめざす。

しばらくすると・・・・　急に反応がよくなりだした。　しばらくは岩魚の遅合わせになれず悪戦苦闘したが・・・・

　これはウラケン氏の釣果。　
確か・・・２８ｃｍくらいだったと記憶している。

数匹に岩魚を手にしサイトフィッシングにもすこし慣れてきた。　すると・・・　目の前に確かな魚体が。

『尺ある？？』　

緩やかな流れなのだが完全にUPにキャストしなければならないためラインが岩魚に乗らないように
自分のキャスティングレベルの最大を駆使してキャスト。
しかし・・・ワンキャストは難しい。　なかなか思うように落ちない・・・。
が　何投目かフライが鼻先に落ちた。　

『でた！』　

隣で　見守るウラぐッちゃんが叫んだ。
ネットに無事収まった魚体・・・。　それは始めて手にする　尺岩魚だった。

　ちょっとスリムではあるが一応３０ｃｍあるのだ。（笑）　　

興奮したなぁ・・・・

人間とはなんと欲深いもの。　ここまでにすでに２５～３０ｃｍを二桁近く釣っているのに
それでは満足しなくなる。　　

『尺物とは３３ｃｍだ！』

今この釣行記を書きながら思う。　なんと言う贅沢な奴なんだ。俺は。
尺をあげてからの釣りは一変し明らかに尺の無い岩魚にはキャストもしないのである。
そして
そのときは何とも思わなかったけど　私は現地で　こういう発言をしてしまったのである。
ウラケン氏が釣り上げた２５ｃｍの岩魚を・・・・

『そんなチッチャイの・・・』

本当に失礼な発言だ。　ウラぐッちゃんごめんなさい・・・。(-_-)

しかし　こんな奴にも運がめぐってきた。　明らかに３０UP。　いや４０ある。
ものすごい興奮だ。　ここでもウラケン氏はガイドに回ってくれて
岩裏から　そいつを狙う私を　完全にサポートしてくれた。

そして・・・　『でた！』　・・・・だけ。

完全にすっぽ抜け。　アワセが早すぎるのである。　幾ら岩魚の捕食の方向と合わせの方向が同じだったとは
言え　釣り開始直前のアワセに戻っているのだ。

40クラスは手に出来なかったがこれはこれでよかったと思う。
もし・・・上げてたら・・・　それって出来すぎでしょ！？（笑）

次にまたこんなチャンスが巡ってきたら・・・次は逃がさない！

ギャラリー
	当日最大の３２ｃｍ。もちろん　ウラケン氏の釣果。
その問題の２５ｃｍ・・・・ごめんなさい・・・。
	絶壁を乗り越えて・・・・。
楽しかったなぁ・・。

すっかり　サイトフィシングにハマッテシマッタかもしれない・・・。
責任とってよ浦グッちゃん！

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