鈴鹿からのFF釣行記!

鈴鹿の渓 ・・・水害後 初めて。

平成21年8月28日

 EX@  ishiguro


■今年初めての鈴鹿の渓
鈴鹿の渓を訪れた。 昨年9月の災害以来 実は初めて登ってみる。 渓は大丈夫だろうか・・・・・
麓の別荘地は 大変な事になっている。
水害当時は 道路は寸断され 付近の住人には 非難勧告がでた。 1年経過した今でも 手付かずの場所もある。

水害で押しつぶされた 別荘
■魚影はあるか?
今回は EX@さんと二人で登った。 渓の状態も見たかったので かなり下流から 入ってみた。
本流は・・・・まぁまぁの水量はあったが やはりかなり埋まっている。

すっかりと埋まってしまった淵。

比較の写真があれば 分かりやすい
のだが・・・・

本流のアマゴ。  あれだけの水害があっても 立派に生きているアマゴ。 
■ すこし目線を変えて。
この山脈は歩いていて すがすがしい。 森林浴と言って良いのか 明るく開けた 樹林が 人の気持ちを和ませる。
また 渓から聞こえる水の音が さらに人の気持ちを 落ち着かせる。
この付近にはミズナラの樹がたくさんあります。 まだ大丈夫なのですが ひょっとしたらこの当たりも被害を受けるかも
知れません。  
『被害? 何それ??』  と思う方がほとんどでしょう。  その被害とは ’ナラ枯れ’ と呼ばれる
伝染性の樹木の病気で ミズナラ、コナラ、クヌギ、 シイノキ など どんぐりの成る樹木が2週間程度で枯れてしまうと
言うものです。  三重県での被害報告は 2007年です。 (実際はもっと前だろうが) 
そして 2009年の現在 北勢町を中心に被害は拡大しつつあります。 
例えば・・ 世界遺産登録地 ’白川郷のナラ枯れ’ です。

■ なぞ?
この山のは 昔の人々の暮らしが見え隠れしています。 炭焼き釜跡はどは あちこちで見ることができます。
この写真は 先住者の集落跡です。 そして なぞ!? とは・・・・ この集落の跡地の近くに・・・。
岩盤の絶壁に 小さな穴が開いています。 ここの標高は約850mです。 なぜこんなところに?? 
穴の大きさを ヒューマンスケールで測ってみましょう!
こんな感じです。 (笑)
そして このなぞの穴は ・・・・・
すこし分かりにくいかも知れませんが ずっと奥まで続いています。 明らかに人為的に くり抜いた穴です。
すこし 勇気を振り絞って 中に入ってみました。 ペンライト1本で。 しかし・・・・10mも行ったか・・・・
怖くなって 引き返しました。 ペンライトの光は 奥までは届かず この穴の先がどうなっているか 分かりませんでした。
この穴の意味を知りたくて この山の文献をすこし読んでみた。
『中世の時代には多くの商人がこの街道を 利用していた。』 とあった。
人が住んでいて 人の往来があって・・・ そうか! 食物の貯蔵庫ではないのだろうか??
この推論が正しいとすると この穴をもっと奥まで進むと 大きな空間があるはず。 
次回は それなりの装備で 探検してみようと思う。

もし!このHPをみて このなぞの穴の正体を知っている人が居たら 是非 私にメールが欲しい。 お願いします。

帰りに 気が付いた事がある。 尾根付近の笹が全て枯れている。  これは ’竹の開花病’と言う物で 60年くらい経つと
竹(笹)に花が咲き 枯れてしまうと されている。 
数年前までは 背丈ほどの笹が一面にあったのに 風景が全く変わってしまった。 これも自然界における
植物の遷移の流れだろうか・・・・・。


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