3月20日 県大会本番
ちょっと前までは この大会に燃えていたものの・・・・ 今回ばかりはさすがに 気の重い出場となった。
大会には ’組手の部’ と ’演舞の部’ があり 今回は演舞のみの出場です。
空手道の本当の強さとは ’組手が強い事’ もちろん 演舞が美しいにこした事はないが
本当に 強い精神力を得るには 組手が強くなければならない。
・・・・しかし その組手に出場できない。

午前中に演舞が終わる。 午後になって ’組手の部’が始まった。  
今 もし自分が出場して また鼻を突かれたら ’ギャフン’ と言うだけでは済まないだろう。
鼻の骨は当然 また完全ではない。 すこしでも当たれば激痛が走る。

・・・・・・何を思ったのか 僕はエントリーを降ろさなかった。 そのまま出場してしまったのです。
会場へ行くまでは '棄権’と決めて居たが 会場の雰囲気にも飲まれどうしても出場したくなった。
鼻の事なんてカマって居られなかった。 
『ここで棄権すれば キットあとで後悔する。 後悔は嫌だ。』
そう考えると ・・・・・ 出場を決めてしまった。 勿論回りからは反対の声。

自分の番が回ってきた。 相手は大学生だった。
試合開始の合図と共に前にでた・・・・・ が 瞬殺された。
本当に一瞬の出来事だった。  確かに ’鼻を突かれたら・・・・・’ という
恐怖感はあったが あまりに格が違いすぎた。
結果・・・・ 惨敗。 出場しても 後悔の稔ガ残ってしまった。




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