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 常休寺のヤマモミジ

 ■ 1月18日 常休寺
取引先から 『うちのお客の庭のモミジが元気が無いので診てもらえませんか?』 と依頼。
そういうわけで 言ってみる事に。 行って見ると そこはお寺だった。  

 ■ ヤマモミジ
樹高:6.0m
目通り:0.85m
枝張り  E−1.7m  W-2.0m S-1.8m N-1.6
樹齢:約120年
 根拠:明治にこの常休寺が 現在の場所へ
 移転し 新規に植栽したものではないという
 話などから。

 ■ 穿孔性害虫の被害
まず目に付いたのはカミキリムシなどの穿孔性害虫の被害。 あちこちの樹体内に潜んでいると思われる。

 ■ 土壌の調査
土壌表層部の根はいい感じ。
 掘って見る。
すると・・・根が概ね
60cmの層までに分布。
しかも・・・・
しかも・・・1mの層にあった
根はすでに枯死していた。
 しかも砂質粘土質で腐植が少なくどうも排水が悪い。
本来 沖積土壌は肥沃なはずだが・・・
そうでもなさそう。

上記の内容を診断書にまとめ うちの客に提出。
後日 実際の施工を任されるかと 期待していたが・・・・・ 無かった。 

そして 気になって半年後・・・

 ■ 6月23日

 案の定 枯れ枝が目立っていた。

何もしてないのだろうな。 きっと。



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