地元神社の  ’ヒノキ’
 ■ ヒノキの腐れ。
地元の造園屋から地元の樹木医(私じゃないよ。) に診断依頼が入った。 
その手伝いという事で 私も現地調査へ立会いをさせて頂く事となった。
左の写真 ちょっとわかり難いが 下部の不朽部位が
ずっと上まで繋がっている。

大体 9m位までは確認できた。 ・・・・ それ以上は
高所過ぎて 無理でした。 (^_^.)



最初は 雷でも落ちたのか? と思いましたが
どうも違う様子です。 

葉量は・・・ あまりよろしくない。
枯れ枝も 目立つ。
何よりの問題は この腐った部分である。

神主さん曰く ある日 皮をはいで見ると 中身がこんなに腐っていた
事に気がついたという。

外樹皮が残り 内部の腐りに気がつかなかったのでしょう。

 ■ ヒノキ・・・倒れないよね?
神社の境内にあるこのヒノキ 万が一倒れよう物なら 大変な事になる。 まずはそれを心配し 腐朽(腐り具合)度合いを調べた。
内部はどこまで腐っているのか??
 インクリメントボア(成長推)を使って
 材内部を調べる。

 その結果は・・・・・


 なんの事はない。 全く心配をする範囲では無いと
 断定した。
 ■ ヒノキの不定根
写真はわかり難いが 不定根が発生している。     
それも 相当勢いがありそうな 根っこが。

こういうのを見ると やはり ’不定根誘導法’ なるものを 
施術してみたくなったりする。 

もちろん 有効な方法と考えている。
    土壌の状態は・・・・・
   
    森林にはよくある感じ。 問題なし。


 主担当樹木医が 診断書を書き それに対する 対処方法など 処方箋を提出したが 結局 今回は受け入れてもらえなかった。
 私個人としては 是非  不定根誘導による 樹勢回復 及び 開口部閉塞術を 行って見たかったのだが・・・・・

                                     ・・・・残念。
 ■ 最後に ・・・ 面白い!? ヒノキの天辺。
今回の対象にヒノキのすぐ隣にある ヒノキの頭、

なんだが 面白い形をしてた。 (^^)

多芽病か何かかな!?

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