Home >> 豆知識



    葉っぱは 何故紅葉するの??  

 植物が光合成をして 二酸化炭素
 養分を自ら作り出す事は ほとんどの
 方がご存知だと思います。
 その実際に作りだす部分は 葉の細胞中
 に存在する 葉緑体 です。
←左の図は その葉緑体の構造です。
 
葉緑体のチラコイドという部分は 光合成色素が含まれ クロロフィルとカロチノイドといいます。
(実際にはもっとありますが・・・) これらは 光合成に必要な 光エネルギーを吸収する働きがあり、 吸収できる
波長が決まっています。 クロロフィル君は 具体的に言うと 青色や赤色を吸収し、カロチノイド君は一部の色の吸収と
クロロフィル君の補助の役目をします。
この時 緑色はどちらにも吸収されないのです。だから葉っぱは 緑色に見えるわけなんですね。
さてさて 冬が近づくと 気温が低下します。 そうすると クロロフィル君は寒さに弱いため弱ってしまいます。
カロチノイド君はまだまだ元気なため 青色を吸収します。 黄色や赤色は吸収しないため
葉は黄色や赤色っぽく見えるわけですね。 つまり ・・・ これが紅葉です。 
光合成の化学式

12 H2O + 6 CO2 = 6 H2O + 6 O2 + C6H12O6(ブドウ糖)