個人亭の赤松 針葉の変色
 ■ 11月15日 
 個人様のからの依頼でした。 庭の赤松の葉が変色してしまたので診て欲しいと言うことで、早速現地へ出向いてみることに。
 ■ 部分的な変色 
 主に樹幹下方の変色が目立ち、中でも一方向の枝の変色は激しかった。
原因はなんであろうか? 早速 ヒヤリングを行った。  その結果いろいろな事が判明。

1. 25年前に植栽された。 
2. 一ヶ月ほど前から変色が始まったように思うとのこと。 つまり秋に病徴が目立ち始める病害の可能性があるということ。
3. 昨年、庭師が剪定。 ちょっと強かったらしい。 その庭師が今年も剪定に来たが、樹に勢いが無い事に気がつき、剪定作業を中止。
  (その流れで、私のところに診断依頼がきました。)
4. 暗渠排水はとってあるが、すでに機能していないだろう・・・・との事。

 ■ 調査。 
まずは、当たり前に針葉の変色部位をみる。 
針葉の変化に気がついたのは一ヶ月前と言うことから、’マツ赤斑葉枯病’ と推測した。


 ■ 虫害もあり。
  虫さんがそれなりにたくさん。
マツホソノアブラムシ(左) と トトマツノハダニ(右) ・・・・かな!? (^.^)

 ■ 根系も・・・・
 植栽されて25年という年月も、原因のひとつになっていると考えられる。 
 ■ 総合判断
 最終判断・・・・ 原因はひとつではなく、病害、虫害、強剪定、植栽年月 これらすべてが関与していると思われた。 
原因をひとつひとつ排除するために、 @虫害対策の薬剤散布の実施  A来年春より病害対策のための薬剤散布の実施  B剪定作業の様子見(禁止)
以上3点をしばらくの対策とし、C土壌を触るかどうかは、今後の様子をみて決定することとした。

// 22年 // TOP //