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 マツ材線虫病

 ■ マツ材線虫病
昨年の9月 地元の黒松の最後を見届けた。  マツ材線虫病と言う 松にとって とっても恐ろしい病気です。
昨年はこの松に対して 全く何もできませんでした。  
現在の所 マツ材線虫病は予防と言う考え方がもっとも有効で 感染してしまってからでは ほとんどの場合
手の施しようがない。 
予防としては 薬剤散布とか 樹幹注入などが今までのその方法だった。
しかし最近 新しい薬剤が注目を浴びている。 散布するわけではないので 薬品の飛散はない。
また樹幹注入のような薬害もすくなく また庭木のような樹形にも使用可能だという。
しかも 病気が目に見えて発病してからでも 効果があると言う。
はっきり言ってよい事ばかりだ。

’ホンマかいな??’ 

だったら 自分で試して 実際に見たいと思うのは当然のこと。
だからと言って 黒松一本犠牲にすることは 決して・・・気の良い話ではないが・・・
まぁ 樹木医学の為と言うことで。 


 ■ まずは線虫を接種する。
 線虫接種の方法は 色々考えたが 一番簡単な方法で。

 まずは枝にネットを取り付ける。
その中に線虫を保持したカミキリを放す。

つまりこれは自然界起こっている状況です。

2匹のマツノマダラカミキリがわかるでしょうか?

放した直ぐに ゴリゴリと後食(枝をかじる事)を
始めました。 腹減ってたのでしょうか??



 そして感染してからは 色々な箇所で 樹脂漏洩など
 感染した場合に出る症状を観察します。
 
 そして感染が確認されて 樹に誰が見ても
 おかしい!? と言う漂徴が現れたら・・・・次の試験に移ります。

さてさて どうなる事やら・・・・



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